82カ国から大学入学前の学生387名が参加した「国際物理オリンピック2023第53回日本大会(IPhO2023 TOKYO JAPAN)」が17日に閉幕、台湾から参加した学生5名は金メダル3個、銀メダル2個の好成績を挙げ、台湾は金メダルの数で決まる国際順位で5位に輝いた。
台湾の学生のうち金メダルを獲得したのは台北市立建国高級中学(=高校)の張亜誠さん(個人順位11位)、国立新竹科学園区実験高級中等学校の張誠光さん(同22位)、彰化県の私立精誠高級中学の王兆国さん(同30位)。銀メダルを獲得したのは台北市立建国高級中学の徐子翔さん(同38位)、台中市立台中第一高級中等学校の陳朋葳さん(同40位)。
教育部国民及学前教育署(国民教育及び就学前教育署)によると、日本で開催された今回の大会に向けて、国内の大学教授10名あまりからなる指導チームが台湾の代表チームのトレーニングを担当。教授らは4段階に分けて2,374名の学生から最終的に5名を代表に選出した。そして国立台湾師範大学の陳伝仁教授と国立台湾大学の蔡尚芳元教授がそれぞれ団長と副団長を務め、国立台湾師範大学の賈至達教授、高賢忠教授、国立清華大学の牟中瑜教授、陳正中教授、ならびに台中市立台中第一高級中等学校の教師、凌美璦女史が問題の翻訳や成績に関する仲裁などをサポートするためチームに同行した。大会のため9日から日本に滞在している台湾の代表チームは22日に帰国する予定。